Airレジ(エアレジ)は、株式会社リクルートが提供する無料で使えるPOSレジアプリです。iPadやiPhoneにアプリをインストールするだけで、初期費用も月額費用も不要で利用できます。Airシリーズの他のサービスとも連携でき、特にAirペイ(エアペイ)との連携により、入金サイクルが5日ごとと短く、資金繰りに余裕が生まれます。また、クレジットカードや電子マネーなど豊富なキャッシュレス決済に対応しているため、訪日外国人の対応も可能です。小規模店舗や新規開業の事業者にとって、コスト負担を抑えながら高機能なPOSレジを導入できる魅力的な選択肢といえるでしょう。
Airレジ(エアレジ)の特徴とは?
Airレジ(エアレジ)は、無料で使うことができるPOSレジアプリです。iPadやiPhoneにアプリをインストールするだけで利用でき、必要なのはレシートプリンターとインターネット環境のみです。レジ操作がシンプルで直感的なため、誰でも簡単に使いこなすことができます。
Airレジの大きな特徴は、他のAirシリーズと連携できることです。特にキャッシュレス決済サービスの「Airペイ(エアペイ)」と連携すると、様々な決済方法に対応できます。Airペイは入金サイクルが短く、最短5日ごとに売上金が入金されるため、資金繰りを心配している個人事業主や小規模店舗にとって大きなメリットとなります。
また、Airペイを導入することで、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、全69種類以上のキャッシュレス決済に対応できます。これにより、訪日外国人観光客も利用しやすい環境を整えることができるのです。決済手数料も業界最安水準で、月額固定費や振込手数料もかからないため、コスト面でも優れています。
さらに、弥生シリーズなどの会計ソフトとも連携でき、売上データを自動で連携させることができます。これにより、会計処理の手間を大幅に削減することができ、経営に集中できる環境を整えることができるのです。
Airレジ(エアレジ)の導入がおすすめの業界は?
Airレジ(エアレジ)は、飲食店、小売店、サービス業など、幅広い業界で活用できるPOSレジアプリです。特に入金サイクルが短いAirペイと連携することで、個人経営の小規模店舗において資金繰りの改善に貢献します。
レジ業務に必要な基本機能をすべて無料で利用できるため、導入コストを抑えたい新規開業の事業者にも最適です。商品管理や在庫管理、売上分析などの機能も充実しており、経営の効率化にも役立ちます。
しかし、テーブルオーダーや予約システムを導入する場合は注意が必要です。Airレジ単体ではこれらの機能には対応していないため、Airレジオーダーやその他の関連サービスとの契約が必要となります。また、外部の予約システムとの連携ができない場合もあるため、既存のシステムがある場合は事前に確認が必要です。
それでも、コストパフォーマンスの高さから、小規模店舗や個人事業主、新規開業の事業者にとって、Airレジは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。業態や規模に応じて、必要な機能と連携サービスを検討することが重要です。
Airレジ(エアレジ)の詳細とは?
Airレジ(エアレジ)の基本情報を以下の表にまとめました。初期費用も月額料金も無料で、必要な機能をすぐに活用できます。
項目 | 内容 |
---|---|
月額 | 0円(無料) |
初期費用 | 0円(無料) |
IT導入補助金の利用 | × |
連携可能なキャッシュレス決済 | Airペイ(VISA, Mastercard, JCB, AMEX, Diners, 銀聯, 交通系電子マネー, iD, QUICPay, 各種QR決済など) Square決済 |
連携可能な予約システム | Airリザーブ |
Airレジは基本機能をすべて無料で利用できますが、iPadやiPhoneなどの端末や、レシートプリンター、キャッシュドロアなどの周辺機器は別途準備が必要です。また、キャッシュレス決済を導入する場合は、Airペイとの連携が必要です。
Airレジ(エアレジ)の業界ごとの注意事項
飲食店の場合
飲食店でAirレジ(エアレジ)を導入する際は、テーブルオーダーやモバイルオーダーを行いたい場合、Airレジオーダーの契約が必要です。Airレジオーダーを導入することで、スマートフォンやタブレットからの注文が可能になり、スタッフのオペレーション効率化やサービスの質の向上につながります。
実際に導入した飲食店では、オペレーションの改善により接客の質が高まり、お客様満足度の向上や売上アップを実現した事例もあります。サカバ イッチでは、注文時のオペレーションがAirレジオーダーの活用により驚くほど簡単になり、業務効率が向上しました。
海外からのお客様も多い店舗では、Airレジオーダーによって言語の壁を越えた円滑な注文処理が可能になるメリットもあります。タイ・サバイ 池袋パルコ店では、海外のお客様も迷わずオーダーができるようになり、スタッフの負担軽減も実現しています。
Airレジオーダー導入のキャンペーンでは、iPad、iPhoneSE、プリンター、キャッシュドロアの4点が無料で提供される場合もあるため、導入コストを抑えることができます。
美容室・サロンの場合
美容室やサロンでAirレジ(エアレジ)を導入する際は、POSシステムと予約受付の連携が前提となる場合、Airリザーブの契約が必須となります。Airリザーブを導入することで、予約管理とレジ会計を一元化でき、顧客情報や売上データの管理が効率化されます。
特に顧客の来店履歴や施術内容、購入商品などの情報を一元管理できることで、より効果的な顧客管理やマーケティングが可能になります。顧客一人ひとりの好みや履歴を簡単に確認できるため、パーソナライズされたサービス提供にも役立ちます。
また、Airペイとの連携により、施術終了後のスムーズな決済処理も実現できます。キャッシュレス決済の導入により、会計時の現金管理の手間も省けるため、業務効率化につながります。
顧客満足度の向上と業務効率化の両立を目指すサロンにとって、Airレジとその関連サービスは有効な選択肢となるでしょう。ただし、既存の予約システムがある場合は、連携の可否を事前に確認することが重要です。
小売店の場合
小売店でAirレジ(エアレジ)を導入する際の注意点として、ECサイトとの連携ができないことが挙げられます。実店舗とオンラインショップの在庫を一元管理したい場合は、別途ECプラットフォームとの連携が可能な他のPOSシステムを検討する必要があるかもしれません。
ただし、Airレジは商品管理や在庫管理機能が充実しており、多品種の商品を扱う小売店でも効率的な運用が可能です。実際に導入事例では、サトウサンプルが3,500種類もの商品を扱いながら、Airレジ導入により在庫の「見える化」に成功しています。
また、Airペイとの連携により、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など多様なキャッシュレス決済に対応できるため、訪日外国人客の多い店舗にも適しています。メゾンフルーリでは、Airペイ導入後、全体の売上が約2割アップした事例もあります。
小規模な小売店やセレクトショップ、アパレルショップなど、商品管理と簡易な顧客管理が主な目的の場合は、コストパフォーマンスの高いAirレジが最適な選択肢となるでしょう。
クリニックの場合
クリニックでAirレジ(エアレジ)を導入する場合、医療系特有の機能は限られているため、専門的な医療システムとの連携が必要になる可能性があります。特に保険診療と自費診療の管理や、電子カルテとの連携が必要な場合は、追加のシステム導入が必要かもしれません。
ただし、自費診療のみを取り扱う美容クリニックや、物販を行う接骨院などでは、シンプルな会計処理と顧客管理機能を活用できます。患者の来院履歴や購入履歴を管理することで、効果的な顧客フォローも可能になります。
また、Airペイとの連携により、キャッシュレス決済への対応もスムーズに行えるため、会計処理の効率化と患者の利便性向上に繋がるでしょう。特に若年層や訪日外国人の患者が多いクリニックでは、多様な決済方法に対応することで顧客満足度の向上につながります。
クリニックの規模や診療内容、既存システムとの連携の必要性を考慮し、Airレジの導入を検討することが重要です。専門的な医療機能が必要な場合は、医療特化型のシステムとの併用も選択肢のひとつです。
フィットネスジムの場合
フィットネスジムでAirレジ(エアレジ)を導入する場合、会員管理や定期課金システムとの連携が課題となる可能性があります。会員制のジムでは、月額会費の管理や会員証の発行、利用履歴の管理などが必要となりますが、こうした機能は標準では対応していない場合があります。
また、パーソナルトレーニングなどのサービス予約と連動させたい場合は、Airリザーブなどの予約システムとの連携が必要になるでしょう。Airシフトとの連携により、トレーナーのシフト管理も効率化できる可能性があります。
ただし、プロテインなどの物販管理や、都度利用型のヨガスタジオなどでは、シンプルな会計処理と顧客管理機能を効果的に活用できます。特に小規模なスタジオや、独立したパーソナルトレーナーにとっては、コストを抑えながら必要な機能を利用できる点が魅力です。
フィットネスジムの運営形態や規模、提供するサービス内容に応じて、Airレジの機能だけで十分か、追加のシステムが必要かを検討することが重要です。
まとめ
Airレジ(エアレジ)は、無料で使えるPOSレジアプリとして、多くの小規模店舗や個人事業主から支持を集めています。初期費用も月額料金も不要で、iPadやiPhoneにアプリをインストールするだけで、すぐに使い始めることができます。
最大の特徴は、Airシリーズの他のサービスとの連携が可能な点です。Airペイと連携することで、クレジットカードや電子マネーなど多様なキャッシュレス決済に対応でき、入金サイクルも短いため資金繰りの改善にも貢献します。また、業界別に必要な機能を拡張するためのサービスも用意されています。
飲食店ではAirレジオーダーを導入することで、テーブルオーダーやモバイルオーダーに対応でき、オペレーションの効率化が実現します。美容室やサロンではAirリザーブと連携することで、予約管理とレジ会計を一元化できます。小売店では商品管理や在庫管理機能を活用できますが、ECサイトとの連携ができない点には注意が必要です。
クリニックやフィットネスジムなど特殊な業態では、専門的な機能の追加が必要になる場合もありますが、基本的なレジ機能と顧客管理機能は十分に活用できます。
Airレジは、低コストで高機能なPOSレジを導入したい事業者にとって、非常に魅力的な選択肢です。業態や規模に応じて、必要な機能と連携サービスを検討し、自店舗に最適なシステムを構築することが成功の鍵となるでしょう。