funfoは飲食店に特化したPOSレジ・モバイルオーダーシステムです。わずか3分程度でQRコードを発行し、セルフオーダーシステムを稼働させることができます。POSとモバイルオーダーシステムを一体化した包括的なソリューションを提供し、基本機能は無料で利用可能です。Square決済との連携により素早い入金サイクルを実現し、LINE連携機能でマーケティング活動も強化できます。登録店舗数は5000を超え、導入のしやすさと機能の充実度で急速に普及しています。
funfoの導入がおすすめの業界は?
funfoは主に飲食業界向けに開発されており、個人店から大手チェーン店まで幅広く活用されています。特に国内70万店舗ある飲食店のうち、全体の85%を占める中小規模の店舗をターゲットとしています。入金サイクルが短いため、資金繰りを重視する個人経営の店舗に特に適しています。内部機能が充実している一方で、決済システムなどの外部連携も柔軟に対応しており、店舗の成長に合わせた拡張性を持っています。
funfoの詳細とは?
以下の表はfunfoの基本情報をまとめたものです:
項目 | 内容 |
---|---|
月額料金 | ・funfo Basic: 無料 ・funfo Pro: 5,500円(年払い4,950円/月) ・funfo Pro Plus: 11,000円(年払い9,900円/月) ・funfo LINE Pro: 16,500円(年払い14,850円/月) |
初期費用 | ・ソフトウェア: 無料 ・ハードウェア: iPad、iPhoneなどの端末費用は別途必要 |
IT導入補助金 | ○(有料プランのみ対象) |
連携可能なキャッシュレス決済 | ・Square ・クレジットカード ・QRコード決済 ・電子マネー ・PayPay |
主な機能 | ・POSレジ ・モバイルオーダー ・セルフオーダー ・ハンディ機能 ・売上分析 ・商品管理 ・LINE連携 |
funfoのプラン別機能比較
funfoは複数のプランを提供しており、店舗規模や必要な機能に応じて選択可能です。
funfo Basic(無料プラン)の機能
funfo Basicプランは業界初となる無料プランでもPOSレジ、ハンディ機能、セルフオーダーをすべて利用できます。インボイス制度にも対応済みで、iPadからアプリをインストールするだけですぐに利用開始できます。基本的な注文管理、会計処理、メニュー編集、売上分析などの機能を提供しており、小規模店舗でも簡単に導入できます。特に開業したばかりの店舗や、デジタル化を始めたい飲食店にとって導入障壁が低いプランとなっています。
有料プランの特徴と機能
有料プランはPro(5,500円/月)、Pro Plus(11,000円/月)、LINE Pro(16,500円/月)と段階的に用意されています。これらのプランでは、多店舗管理や高度な分析機能、マーケティング強化機能などが追加されます。特にLINE Proプランでは、LINE公式アカウントとの連携により、顧客管理と販促活動の一元管理が可能になります。また、有料プランはIT導入補助金の対象となっているため、導入コストを抑えることが可能です。店舗の成長に合わせてプランをアップグレードすることで、より高度な運営管理を実現できます。
funfoとSquare連携の魅力
スムーズな決済プロセスの実現
funfoはSquareと公式にパートナーシップを結んでおり、連携が非常にスムーズです。連携することで「Squareカードリーダー」や「Squareターミナル」などの決済端末を利用して、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、タッチ決済など多様な支払い方法に対応できます。アプリ内で簡単に連携設定ができ、顧客を待たせない会計を実現します。また、Squareの「最短翌営業日入金」「月額無料」「振込手数料なし」といった特徴は、特に現金流動性を重視する小規模店舗にとって大きなメリットとなります。
Square決済端末のラインナップ
funfoと連携可能なSquare決済端末は「Square リーダー」(4,980円)、「Square ターミナル」(46,980円→39,980円)、「Square スタンド」(29,980円)の3種類です。コンパクトで持ち運びも可能な「Square リーダー」は初めて導入する店舗におすすめです。「Square ターミナル」は決済に関わる様々な機能が1台で完結するオールインワン端末で、暗証番号入力やレシート印刷も可能です。「Square スタンド」はiPadをレジスタンドに変える製品で、決済機能が内蔵されているため他の端末は必要ありません。店舗の規模や運用スタイルに合わせて選択できるのが魅力です。
funfoの業界ごとの注意事項
飲食店における活用ポイント
飲食業界では、注文からキッチンまでの業務フローのデジタル化が最も重要です。funfoはこの部分に特化しており、POSレジだけでなく調理工程までを含めた包括的なシステムを提供しています。また、仕入れ管理システムとの連携も可能で、売上データをもとにした自動発注など、より広範な業務改善にも対応できます。2025年からは「funfo AI POS」のβ版も提供開始し、AIがPOSデータに直接アクセスして分析する革新的な機能も登場しています。これにより、「なぜ売れたのか」「今後どのような施策が効果的か」といった具体的な提案も可能になります。
多店舗展開における注意点
funfoは個人店から複数店舗を持つチェーン店まで対応していますが、多店舗展開を考える場合はProプラン以上の契約が必要です。また、店舗間でのデータ共有や一元管理を行うための設定には初期段階で適切な計画が必要です。さらに、店舗ごとの特性に合わせたカスタマイズも重要なポイントとなります。特に大手チェーン店の場合は、既存システムとの連携や移行計画を慎重に検討する必要があります。funfoはクラウド上で複数の端末をリアルタイムに接続できるため、適切な設定を行えば効率的な多店舗運営が可能になります。
funfoと競合POSレジの比較
他社POSレジとの機能比較
市場には多くのPOSレジシステムが存在しますが、funfoの強みは飲食店に特化した機能設計にあります。多くの競合サービスがPOSレジのみ、あるいはモバイルオーダーのみを提供する中、funfoはこれらを一体化させた包括的なソリューションを提供しています。また、インボイス制度対応済みであることや、無料プランでもハンディ機能やセルフオーダー機能が使える点は他社サービスにはない特徴です。特に飲食店の現場運営を細部まで考慮した機能設計は、実際の店舗運営者からも高い評価を受けています。コスト面でも基本機能が無料で利用できるため、初期導入のハードルが低い点が大きな魅力となっています。
モバイルオーダーとPOSの統合メリット
funfoの最大の特徴は、モバイルオーダーとPOSレジ機能を統合している点です。これにより、注文データと会計データが一元管理され、二重入力の手間や入力ミスのリスクが大幅に削減されます。お客様がスマートフォンから注文するだけでなく、決済までできるため、レジ業務を最大限に削減できます。また、テーブル番号をタップするだけで会計処理ができ、割引、商品削除、テーブル移動、合算会計、割り勘、商品別会計などの操作も同じ画面で簡単に行えます。この統合アプローチにより、スタッフは接客に集中できるようになり、顧客満足度の向上にもつながります。
また、モバイルオーダーでは、日、英、中、韓の4ヶ国語に対応しており、訪日外国人向けのオーダーにも対策をすることができます。
まとめ
funfoは飲食店向けに特化した次世代のPOSレジ・モバイルオーダーシステムです。基本機能は無料で利用でき、導入の手軽さと機能の充実度で多くの飲食店に選ばれています。POSレジとモバイルオーダーを一体化させた包括的なソリューション提供、Squareとの連携による多様な決済対応、LINE連携によるマーケティング強化など、飲食店の業務効率化と売上向上に直結する機能が満載です。
特に中小規模の飲食店にとっては、初期投資を抑えながらも高機能なシステムを導入できる点が大きなメリットとなります。IT導入補助金の対象ツールでもあるため、有料プランへの移行も検討しやすいでしょう。デジタル化が遅れがちな飲食業界において、funfoは注文から調理、会計までの業務フローを効率化し、人手不足解消や顧客体験向上に貢献するシステムとして、今後もさらなる普及が期待されます。
店舗規模や業態に合わせて柔軟に機能を選択できるため、これから飲食店を開業する方から、既存店舗のDX推進を考えている経営者まで、幅広いニーズに対応できるPOSレジシステムと言えるでしょう。