USENレジは株式会社USENが提供するタブレット型POSレジシステムです。飲食店、小売店、理美容室、治療院の4業種に特化した機能を持ち、24時間365日のサポート体制や周辺サービスとの連携、リアルタイム管理など、店舗運営をトータルでサポートする特徴があります。
USENレジの特徴とは?
USENレジは、4つの業種に特化したタブレットPOSレジシステムです。iPadに専用アプリをインストールするだけで利用でき、各業種に合わせた機能と約30種類の分析機能が標準搭載されています。24時間365日のサポート体制や周辺サービスとの連携の良さ、リアルタイム管理機能などが特徴で、店舗DXを推進する強力なツールとなっています。
充実したサポート体制
USENレジは、初心者でも安心して使えるサポート体制が整っているのが大きな特徴です。24時間365日対応のカスタマーセンターがあり、困ったときにいつでも相談可能です。導入時には専門スタッフが店舗に直接訪問し、設置から初期設定まで行ってくれます。また、全国約140カ所の拠点から技術スタッフが駆けつけるサービスもあり、トラブル時も安心です。LAN敷設工事や設置、メニュー初期登録、スタッフへの操作トレーニングまで、多くのサービスが追加料金なしで提供されています。
周辺サービスとの連携
USENレジは、他のシステムやサービスとの連携がスムーズに行えます。決済システム、オーダーシステム、勤怠管理システム、AIカメラなどの連携が可能で、レジと一括で申し込めるので、新規開業する方にも便利です。特にUSENグループ内サービスとの連携はスムーズで、店舗運営に必要な様々なサービスをワンストップで導入できます。BGMや光回線、店内Wi-Fi、配膳ロボット、集客ツールなども一括で提供しているため、開業準備の手間を大幅に削減できます。
リアルタイム管理機能
USENレジでは、売上や在庫などの情報をリアルタイムで確認することができます。専用アプリ「USENレジ OWNER」を使えば、店舗にいなくても店の状況を把握できるのが大きな魅力です。経営者にとって、外出先からでも店舗の状況が確認できることは、複数店舗の管理や効率的な経営判断に役立ちます。日別、時間帯別、商品別など様々な切り口での売上分析が可能で、データに基づいた戦略立案をサポートします。また、スタッフのパフォーマンス分析なども行えるため、人材育成にも活用できます。
多言語対応でインバウンド対策も万全
USENレジは日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)の5言語に対応しており、インバウンド接客に最適です。POS画面だけでなく、モバイルオーダーやタブレットオーダーも多言語対応しているため、外国人観光客への対応がスムーズに行えます。また、外国人従業員の業務負荷軽減にも貢献し、多様な働き手を受け入れやすい環境を作ります。特に2025年最新版では、NTTデータと共同開発した専用ハードウェアを備え、より高度なインバウンド対応を実現しています。言語切替も簡単で、操作に迷うことなく多言語環境を構築できます。
USENレジの導入がおすすめの業界は?
USENレジは飲食店、理美容室、小売店、治療院の4つの業界に特化したプランを提供しています。各業界特有のニーズに合わせた機能が搭載されており、業種別の課題を解決するのに最適です。特に人手不足に悩む飲食業界では、業務効率化や顧客体験向上に貢献するシステムとして高い評価を得ています。
飲食店向け「USENレジFOOD」
飲食店向けの「USENレジFOOD」は、オーダー管理やテーブル管理機能が充実しています。複数テーブルの注文管理や、同じテーブルでの個別会計にも対応しており、繁忙時でもスムーズな運営をサポートします。またハンディやセルフオーダーなど豊富なオーダーシステムが選べるため、店舗の形態や客層に合わせた最適な運用が可能です。さらに、店舗アプリの作成機能もあり、集客アップにも貢献します。オプション付きオーダー(大盛り、トッピング等)にも対応しているため、多様なメニュー展開を行う飲食店にもぴったりです。すでに約3万件の飲食店に導入されており、業界最大級の導入実績を誇ります。
理美容室向け「USENレジBEAUTY」
理美容室向けの「USENレジBEAUTY」は、顧客管理や予約管理に強みがあります。お客様の来店履歴や施術内容、使用商品などの情報を一元管理できるため、パーソナライズされたサービス提供が可能になります。また、スタイリストごとの予約管理や売上管理も簡単に行えるため、スタッフの評価や経営判断にも役立つデータが得られます。顧客満足度向上と業務効率化の両立を実現します。リピート率向上に欠かせない顧客情報の管理も直感的な操作で行えるため、パソコンが苦手なスタッフでも簡単に使いこなせます。物販管理や在庫管理機能も充実しており、サロン運営に必要な機能を網羅しています。
小売店向け「USENレジSTORE」
小売店向けの「USENレジSTORE」は、在庫管理や商品管理機能が充実しています。バーコードスキャンによる迅速な商品登録や、売れ筋商品の分析、在庫切れアラートなど、小売業に必要な機能が網羅されています。また、顧客管理や会員ポイント機能も搭載されているため、リピート客の獲得にも効果的です。多店舗展開している場合は、各店舗のデータを一元管理することも可能です。発注管理や仕入れ管理も簡単に行えるため、適正在庫の維持による機会損失の防止や資金効率の向上にも貢献します。さらに、季節商品の管理や特売セールの設定も柔軟に対応できるため、小売業の多様なニーズに応えます。
治療院向け「USENレジHEALTHCARE」
治療院向けの「USENレジHEALTHCARE」は、患者管理や予約管理に特化しています。患者の来院履歴や施術内容、処方記録などを一元管理できるため、継続的な治療計画の立案や患者ごとのカルテ管理が容易になります。また、保険診療と自費診療の区分けもスムーズに行え、会計業務の効率化にも貢献します。さらに、予約システムとの連携により、予約管理の手間も大幅に削減できます。リピート患者の管理や定期的な通院が必要な患者へのリマインド機能なども活用できるため、患者満足度の向上と継続的な来院を促進できます。個人情報の管理も安全に行えるため、コンプライアンス面でも安心です。
USENレジの詳細とは?
項目 | 内容 |
---|---|
月額費用 | – USENレジ FOOD:9,980円/1台 – USENレジ:13,980円/1台 |
初期費用 | – 30万円~/1台 – 導入費用例:50万円~/1台 |
IT導入補助金の利用 | ○(対象となる可能性あり) – 導入費用の最大1/2(特別類型では最大3/4)補助 – 最大450万円まで |
インバウンド対策 | ○ – 日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)の5言語対応 – モバイルオーダー、タブレットオーダーも多言語対応 |
連携可能なキャッシュレス決済 | – USEN PAY ENTRY – USEN PAY QR – クレジットカード – 電子マネー – QRコード決済 |
連携可能な予約システム | – ebica – TORETA – TableCheck |
サポート体制 | – 24時間365日のカスタマーセンター – 全国約140拠点からの駆けつけサポート – 導入時の設置・設定・トレーニングサポート |
主な機能 | – 売上データの収集・分析 – 複数店舗のデータ一元管理 – オフライン利用 – 軽減税率対応 – セルフオーダー(オプション) – 自動釣銭機(オプション) |
導入実績 | – 42,000社(2024年時点) – 飲食店:約3万件(2025年3月時点) |
USENレジの業界ごとの注意事項
飲食店の場合の注意点
飲食店でUSENレジを導入する際は、既存のオーダーシステムとの互換性を確認しておくことが重要です。特にハンディ端末や厨房プリンターなどの周辺機器との連携がスムーズに行えるか事前に確認しましょう。また、キャッシュレス決済の種類や手数料なども検討が必要です。繁忙期には操作に慣れるための十分な研修期間を設けることで、導入後のトラブルを最小限に抑えられます。さらに、インバウンド対応が必要な店舗は多言語対応の設定方法も確認しておきましょう。
オーダーシステムは店舗の規模や形態に合わせて選択できますが、導入前に実際の操作感を確認することをおすすめします。特にテーブル管理機能や分割会計機能は、実際の運用に即した設定が必要です。また、USENレジとUSEN PAYを連携させることで、キャッシュレス決済時の金額入力ミスを防止できるメリットもあります。TableCheckなどの予約システムとの連携も可能なので、予約情報と会計情報の連携についても確認しておくとよいでしょう。
美容室の場合の注意点
美容室でUSENレジを導入する際は、既存の顧客データの移行方法を事前に確認しておくことが大切です。長年使用していた顧客管理システムからのデータ移行がスムーズに行えるか、専門スタッフに相談しておきましょう。また、予約システムとの連携設定や、スタイリストごとの売上管理方法なども重要なポイントです。さらに、物販と施術サービスの区分けがしやすいよう、商品・サービスのカテゴリ分けを事前に整理しておくと、導入後の運用がスムーズになります。
顧客カルテの移行と管理方法は特に重要です。お客様の施術履歴や好みなどの情報を失わないよう、データ移行の手順を確認しましょう。また、スタイリストごとの予約枠の設定や、指名制度に対応した売上管理の方法も確認が必要です。物販商品の在庫管理や発注管理も効率化できますが、初期設定時にしっかりと商品マスタを整理しておくことがポイントです。店舗の規模や運営方法に合わせたカスタマイズについても、導入前に相談しておくとよいでしょう。
小売店の場合の注意点
小売店でUSENレジを導入する際は、商品マスタの登録方法と在庫連携について事前に理解しておくことが重要です。特に多数の商品を扱う店舗では、バーコード登録や一括登録の方法を確認し、効率的なデータ移行を計画しましょう。また、セール時の価格変更や割引設定、ポイントシステムの運用方法なども確認が必要です。複数店舗を展開している場合は、店舗間のデータ連携や本部からの一元管理方法についても、導入前に詳細を確認しておくことをおすすめします。
在庫管理の精度を高めるためには、初期在庫の正確な入力と日々の入出庫管理の運用ルールを明確にしておくことが大切です。また、バーコードが付いていない商品の登録方法や、商品の分類方法についても事前に計画を立てておきましょう。季節商品や期間限定商品の管理方法、価格変更の手順なども確認が必要です。顧客管理やポイント制度を導入する場合は、会員登録の方法や特典設定についても検討し、顧客データの活用方法についても理解しておくとよいでしょう。
治療院の場合の注意点
治療院でUSENレジを導入する際は、患者情報の取り扱いに関するセキュリティ対策が特に重要です。個人情報保護法に準拠したデータ管理が可能かどうか、バックアップ体制も含めて確認しましょう。また、保険診療と自費診療の区分け設定や、予約システムとの連携方法も事前に確認が必要です。さらに、定期的な施術プランや回数券などの管理方法、リマインドメール機能の活用方法なども、導入前に担当者からしっかりとレクチャーを受けておくと安心です。
患者カルテの電子化に伴うデータ移行については、特に慎重な対応が求められます。紙カルテからの移行方法や、データのバックアップ体制について確認しておきましょう。また、保険診療の請求業務との連携や、自費診療のパッケージプランの設定方法も重要です。予約管理については、患者ごとの施術時間の違いに対応できるよう、柔軟な予約枠の設定方法を確認しておくとよいでしょう。患者の来院履歴や施術履歴を活用した分析機能も備わっているため、経営改善にも活用できます。
まとめ
USENレジは業種別に特化した機能と充実したサポート体制が魅力のPOSレジシステムです。飲食店、理美容室、小売店、治療院それぞれのニーズに合わせたプランが用意されており、業務効率化や顧客体験の向上に貢献します。24時間365日のサポート体制や多言語対応、周辺サービスとの連携のしやすさなど、多くの強みを持つシステムといえるでしょう。
特に初めてPOSレジを導入する店舗や、複数の店舗管理システムを一元化したい事業者にとって、USENレジは最適な選択肢となります。導入前の相談から設置、設定、スタッフトレーニング、アフターサポートまで一貫したサービスを提供しているため、IT知識が少ない経営者でも安心して導入できます。また、IT導入補助金の活用も可能なため、導入コストを抑えることも検討できます。
業種ごとに最適化された機能で店舗運営の効率化を図りながら、データ分析による経営判断の精度向上も実現できるUSENレジ。店舗DXを進める上で、強力なパートナーとなることでしょう。POSシステムの導入・入れ替えを検討している方は、USENレジの機能やサポート体制を詳しく確認し、自社のニーズに合っているかを見極めることをおすすめします。